タフな商談を必ず勝ち取る外資系の交渉術
内容紹介
あなたの説明や説得でYESと言わせるレベルではまだまだ二流
あなたの説得ではなく、あくまで自分で決断したと思わせるように幾多の網を張り巡らせるのが一流です。
外資系で生き残る最強の武器が交渉術であることは間違いありません。
ただ、外資系の交渉術というとスマートで効率的で「あなたの論理的な説明や説得により相手が首を縦に振るもの」と思っていませんか?
実はこんな交渉ではまだまだ二流です。
外資系の人間が行なっている一流の交渉術とは「相手がみずから決断し『私が欲しいからこれをあなたに依頼します』と語らせるよう幾多の網を張り巡らせるもの」です。
相手を言いくるめるのではなく、相手が自分で決めたと思わせるように仕向けるのです。
そのための準備の仕方、会話の進め方、提案の仕方、クロージングの仕方(クロージングは相手が勝手にしてくれますが)をお知らせします。
Amazonカスタマーレビュー
交渉=相手を打ち負かすではないということ
2014/07/04 By あ~ばん(-)
「交渉」というと、弱みに付け込んだ完璧なロジックで相手を打ち負かすといったイメージを持つことが多いかもしれませんが本書は顧客だけではなく、家族や同僚を含んだ「相手」とよい関係を保ち続けることを目的とした「交渉」を指南しています。
大前提にあるのは「相手に対して敬意を払いながら、相手の利益になることを真剣に考えること」。
その上で、「相手も勝ったと思い、実は自分が勝っている」そんなゴールを達成する為のノウハウを自身の様々な経験を踏まえ惜しみなく伝えています。
私も日ごろから交渉の現場にいますが、この「相手を負かさない」というのはとても共感できました。
そして、その手段の1つとして著者が説くのは「質問の大切さ」です。
様々なシチュエーションをあげ、質問の技術とその効果をわかりやすく紹介してくれています。
この中にはすぐに役立つテクニックから、習得に鍛錬がいる本質的なものまで様々網羅されています。
「交渉術」というとものものしいですが、この本は質問をはじめとした交渉技術によってコミニュケーション力を鍛え、周りにいる大切な人たちと長期的に円滑で良い関係を築いて行こう!そんな本です。
「価格・値上げ交渉」に関しての実例がふんだんに取り入れられていますのでそのような現場にいるビジネスマンであれば正にストライクかと思います。
そうでなくとも、自分の意見を言うことにストレスを感じる方や、職場や家庭のコミュニケーションで悩む方には参考にできる部分が多いと思います。
一気に読み切ってしまいましたが、後々繰り返し読み直すと思います。
お勧めの本です。
苦手意識が消えました
2014/07/13 By Amazon Customer(福島県)
本書を読むまでは「交渉」というものに対して、相手を丸め込んで自らの利益のみを追求するといったネガティブなイメージを持っていました。
しかし、そのイメージは180度転換しました。
交渉は共存共栄の道であると。
正直、私は交渉が苦手でした。
交渉こそが最も重要な任務である立場にも関わらず。
しかし、本書を読んで、以前より感じていた肩の荷が降りた気がします。
「自分の利益が確保できる範囲内で、相手の利益を一緒になって考える」
そう考えれば、交渉にも楽な気持ちで臨めます。
何しろ、私が交渉に赴くことこそが相手のためになるのですから。
そして、本書131ページの「沈黙の黄金律」
これだけでも本書を買う価値があります!
本書は、営業や交渉が苦手な人にこそ読んで頂きたいと思います。
● 本書からの教訓
1. 交渉は共存共栄の道である。
2. 営業が苦手な人は本書を読むべし!
外資系の交渉術ですが、外資系以外の方におすすめです
2014/07/19 By 双子のパパ(東京都)
外資系の企業って首切りとかキビシそうなイメージがありますが、「契約」という約束の中で最大限に自分の力を発揮することが求められている職場だとよくわかりました。
自分をしっかり出して、しっかり売上を上げてくることは、日本の企業だって当たり前のこと。
なので、国内企業にいる人ほどこの本は参考になると思います。
内容は感覚論ではなくキビシい外資系を生き抜くための再現性のある交渉術。
ですから、この本を読んで、一つでも気付きがあったら営業成績が上がるはずです。
営業成績が頭打ちだと思っている時には特効薬になる書籍でした。